【4〜5歳向け】子どもの発音が心配?家庭でできる楽しい発音改善遊び5選


うちの子、4歳を過ぎたのに、うまくおしゃべりできないから心配!発音が良くなるため良い遊びはないかしら?

それは心配ですね。家で簡単に楽しく行える遊びを紹介しますので、ぜひトライしてみてくださいね。
4~5歳の発音の特徴
聞き分ける力
4~5歳児は音を聞き分ける力が著しく発達する時期です。言葉の音韻を正確に識別し、異なる音の違いを認識する能力が向上します。例えば、「さ」と「た」、「ば」と「ぱ」といった微妙な違いを聞き分ける力が養われます。聞き分ける力は、正しい発音を学ぶための基礎となります
発音する力
4~5歳児は発音する力も急速に発達します。この時期には、身体を使う全身運動能力の発達、手指を中心とした微細運動の発達に伴って、口や舌、唇の動きを調整してさまざまな音を正確に発音する能力が高まっていきます。
聞く力(聴力)
発音がなかなか整ってこない場合、ごくまれに高音だけが聞こえにくい難聴である場合があります。日本語の「さしすせそ」の子音である「s」や「かきくけこ」の子音である「k」は高い音の成分なのです。高い音が聞こえにくい場合、その音はお子さんに届かないので、発音もできません。ささやき声が聞こえにくそう、電子音が聞こえないなどがある場合は、まずは耳鼻科を受診することをお勧めします。担当の保健師さんに相談するのもお勧めです。
4~5歳児向け 発音を改善するあそび5選
「うがい」をしよう
・ブクブクうがい
ぶくぶくうがいは、実は唇・あご・頰・舌などいろんな顔の筋肉を使う運動で、子どもにとってはなかなか難しいです。口の中で水をうまく移動させられるようになると、お口の筋肉が鍛えられ、発音も上手になります。
・ガラガラうがい
ぶくぶくうがいができるようになったら、次は上を向いてガラガラうがいにチャレンジしてみましょう。ガラガラうがいはのどの衛生を保つ目的が一般的ですが、実は、「カ行」の構音を育てる動きでもあります。「カキクケコ」の発音は、舌の奥のほうを上あごのほうに持ち上げる動きをするので、うがいをしているときの舌の位置は「カ行」の発音と同じ動きをしています。

ことば遊び
・〇のつくことば 「あ」の付く言葉集め「あいす」「あり」「ありがとう」
・しりとり
・さかさことば 「かに」⇒「にか」 「うさぎ」⇒「ぎさう」
・たぬきことば 「たぬき」⇒「ぬき」 「かたい」⇒「かい」
※聞いた単語を一音ずつ分解できること(例:「ばなな」⇒「ば」「な」「な」)は、聞き分ける力を付け、一音ずつ発音する力へとつながってきます。ことば遊びを通して、楽しくこれらの力を蓄えていきましょう。
文字学習
・ひらがなを読む
まずは自分の名前の文字の形を覚えられるといいですね。持ち物に名前を目の前で書いてあげられることで、お子さんは見続けれてくれるはずです。小袋のおやつにも、名前を書いてあげると喜びます。
・かるた
まずはかるたの最初の文字(大きく書かれている文字)と同じものを探してもいいかもしれません。だんだんとかるたルールが理解でき、かるたを楽しみながらひらがなが読めるようになるといいですね。
※ひらがなを読めるようになることは、しっかり聞けるようになることと結びついています。日本語のひらがなは表音文字といって、発音と文字の形が1対1対応で決まっています。書くことができなくても大丈夫。下記の記事を参考に、まずは読めるようになることを目指しましょう。

指先を使う遊び
・じゃんけん遊び
・お絵かき
・折り紙を折る
・はさみやのりを使って、制作する
・お箸を使って食べる
・料理、洗濯、掃除のお手伝い
※指先の細かい筋肉を使い、自分の意思通りに動かせるようになると、舌を上手に使うことができるようになります。楽しめるものに取り組んでいきましょう。

いかがだったでしょうか。家庭で取り組めることは意外とたくさんあります。ぜひ、親子で取り組んでみてください。改善しない場合は、下記を参考にしてくださいね。
