親子で「アナログゲーム」を楽しもう!ことばの発達を促す遊び5選


スイッチやスマホのゲームばかりで遊ばせてていいのかしら?ことばの遅れが心配だわ!

同じゲームでも、今回紹介する「アナログゲーム」は、ママ・パパも一緒に楽しめて、お子さんのことばの発達も促すことができるので、とってもオススメですよ。
はじめに
デジタルゲームが普及する中、昔ながらの アナログゲーム はことばの発達を促す要素に溢れています。小学校入学前のお子さんは、入学後の国語や算数などの教科学習を行う前の基礎力として、母国語(日本語)の力が必要となります。ことばの発達を促すために最適なアナログゲームの魅力と効果的な遊び方をご紹介します!ぜひ親子で楽しんでください。
アナログゲームがことばの発達に役立つ理由
親子の会話が増える
アナログゲームでは、ルールの説明やプレイ中の会話が欠かせません。「次はどこに進むの?」「カードを1枚とるよ?」といった自然なやり取りが、語彙力や表現力を伸ばします。
考える力や表現力が育つ
「どのカードを出せばいいかな?」「どこに駒を進める?」など、遊びながら考える機会が増え、子どもの思考力や論理的な表現力が鍛えられます。
記憶力や注意力が向上する
かるたやトランプでは、カードの位置やルールを覚えることが求められます。遊びながら記憶力を鍛えられる点もメリットのひとつです。
ことばの発達を促すアナログゲームと遊び方
すごろく:順番やルールを学びながら会話を楽しむ
サイコロやルーレットを回し、出た数だけコマを進めることで、まずは数の概念が育ちます。また、進むマスの指示に従うことで、指示理解力が養われます。
すごろくというと、「人生ゲーム」が主流ですが、幼児期のお子さんには少し難しいと思います。繰り返し行ったり、大人とペアを組んで行うことで楽しめるのであれば挑戦していましょう。
すぐに飽きてしまったり、難しい場合は、もう少し単純で簡単に楽しめるすごろくを探しましょう。ストレートにコマを進めていって、ゴールが見て分かりやすいもの、進めるコマ数が少なくコマが止まったマスの指示が単純なものをおすすめします。なかなかシンプルなすごろくは見つけにくいですね。
サイコロを転がして目の数を知る、ルーレットを回して数字を読む、など数に触れることで理解も進みます。「○マス進む」「○○のマスに止まったよ!」など、言葉で状況を伝えながら遊ぶと会話力UP。下記のようなすごろくは、比較的シンプルでやりやすいと思います。

トランプ:遊び方次第で語彙力を伸ばせる
まずは、神経衰弱からはじめましょう。同じ数字を合わせることで、記憶力が鍛えられます。ハート、ダイヤ、スペード、クローバーなどのマークの種類も一緒に覚えられるといいですね。
神経衰弱がスムーズにできるようになったら、次はババ抜きに進みましょう。最後に七並べです。ぶたのしっぽなども楽しめます。
簡単なルールのものを選び、お子さんと繰り返し楽しみましょう。まずは、ママパパがルールを説明する。理解して繰り返し遊べるようになったら、次はお子さんがルールを説明できるようになると、ことばでの説明力がついてきます。無理せず、取り組んでみてください。
いろいろなキャラクターのトランプもありますが、最初は下記のようなシンプルなマークと数字のトランプをおすすめします。キャラクターのほうが興味を持って楽しめるお子さんは、好きなキャラクターのものを使用しましょう。

かるた:聞く力と文字学習に最適です
かるた遊びは、文字が少し読めるようになってきた頃に楽しめる遊びですが、ことばの発達に必要な「聞く力」を育てられるとてもよい遊びです。
特にお正月頃になるとたくさんのかるたが書店などに並ぶので、お子さんの好きなキャラクターや動物、乗り物など、お子さんが楽しめるものを購入し、繰り返し楽しむことをおすすめします。
読み札を聞いてカードを取るだけでなく、読み札の文字の形と取り札の文字の形合わせゲームとする、などいろいろなバリエーションをつくり、同じかるたを何度も親子で楽しみましょう。
例えば、こんなかるたがオススメです。
黒ひげ:反応力とコミュニケーションを楽しむ
剣を刺すドキドキ感が楽しく、ルールもシンプルで小さいお子さんでもママパパと楽しめるので、ぜひ親子でたくさん遊んでください。
アンパンマン好きのお子さんは、下記の「ドキドキアンパンチ」がオススメです。「アンパーンチ!」「メロメロパーンチ」と言いながら剣をさしていくことで楽しさ倍増です。ママパパが楽しそうに「アンパーンチ」と言いながら剣をさしていくと、自然とお子さんも真似してくれます。
黒ひげ危機一髪は、剣の色が4種類なので、「次は何色の剣を刺そう?」など、遊びながら色の名前を覚えたり、順番に剣をさしていくルールが学べます。
ボーリング:数の概念や勝ち負け、力の調整力につながります
家庭でペットボトルなどをボールングに見立てて遊ぶのもオススメです。紙に表を書いて、誰が何本倒したのか、書いていくといいでしょう。100均で売っているホワイトボードに表を書き、倒したピンの数をホワイトボードマーカーで書いていくのもオススメです。倒したピンの数を数える、倒れたピンを形よく立てる、ボールを調整して転がすなど、自ら考えて調整する力も鍛えられます。
下記のようなシンプルなボーリングも購入できますが、2㍑程度のペットボトルでも十分楽しめます。
【Q&A】アナログゲームとことばの発達に関する疑問
Q1. 何歳からアナログゲームを始められる?
A. 簡単なルールのものであれば、3歳頃から始められます。特に「かるた」や「すごろく」はルールがシンプルで取り組みやすいです。
Q2. どのくらいの頻度で遊ぶと効果的?
A. 週に1回でも2回でも親子で遊べると効果的です。1回10〜20分程度が理想的です。長時間よりも、短時間で楽しく遊ぶ方が集中力が続きます。
Q3. ルールを覚えられない子にはどう対応すればいい?
A. まずは簡単なルールから始め、少しずつ教えていきましょう。親が一緒に遊びながら、流れを見せると理解しやすくなります。
Q4. アナログゲーム以外にもことばの発達を促す遊びはある?
A. はい、たくさんありますよ。子どもは遊びの中からことばを覚え、使っていくことでことばの発達が促されます。ごっこ遊びやことば遊び、絵本の読み聞かせも効果的です。
Q5. アナログゲームを選ぶときのポイントは?
A. 子どもが興味を持ちやすいデザインやキャラクターのものを選ぶと良いでしょう。また、ルールがシンプルで分かりやすいものがオススメです。

アナログゲームは、ことばの発達を促す素晴らしいツールです。遊びながら、楽しくことばの力を伸ばしていきましょう!